どうかな～？

クッキーを作る時、粉砂糖を和三盆に置き換えるようになって、この頃はスコーンもオーガニック認定の材料を揃えるようになって、そこにもお気に入りの和三盆を時々使います。

で、いつもは讃岐の和三盆ですが、初めて阿波のを買ってみました。

かなり様子が違います。
画像左が讃岐。右が阿波。
色がまず違います。
香も阿波の方が強いです。
これが焼き上がりにどう影響するか…。



讃岐といえばうどんが有名ですね。

昔は麦畑が広がっていたそうで、わずかに残った麦畑のピンと立った麦の穂が記憶に有ります。

現在、讃岐うどんの原料の麦はほとんどがオーストラリア産だとテレビで見ましたが、近年国産物が見直され麦畑が復活してきているとも聞きます。
なんだか嬉しい。

香川県には塩田も有りました。
その昔、赤穂から下級武士が散り散りになって他地方に移住した際、製法が伝えられたそうで、母のご先祖もその武士に繋がるとか。
戦時中、祖父は塩田で働いていたので兵役を逃れたそうです。
塩は大切ですから。

物の無かった時代。
季節になるとさとうきび売りが来て、こども達はてんでに竿のようなさとうきびをオヤツにかじりながら遊んだので、皮だのしがんだカスだのがそこら中に散らかされてたと母が話してくれました。
母ももちろん長いままのさとうきびを引きずりながら食べたそうな。

そこだけ聞けば、のどかな田舎の風景です。

母の少女時代に繋がるような気がして、讃岐の和三盆には思い入れが有るわけです。
本当に美味しいですしね！

今回買い求めた阿波のは他の材料を買う際に見つけました。
スコーンに合うといいな。